仕事上、最も大切な数字ってなんだ?を考えてみる
先日、ふと気づいたんですけど、最近の車って、タコメーター(エンジンの回転数を表すメーター)が省かれてることが多いような気がします。
マニュアル車にとっては、エンジンの回転数を上げすぎてダメージを与えない様に、重要度の高いメーターでした。
それがオートマ車の普及によって、「このタコメーターってやつ、なくてもいいんじゃない?」ということになったのでしょう。
つまり、最近の車を走らせるうえでは、「現在の速度」が最も重要な数値である、ということ。
その数値がすぐに分かるように、最終的には真ん中にデンっとスピードメーターだけが残った、ということなのだと思います。
さてさて、じゃ、僕らが仕事をするうえで、この「現在の速度」に当たるものって何でしょう?
(ビジネス用語で、KPIと呼ばれたりする数字です。)
例えば、店舗で物販をされている場合なら、売上に深く関わってくるのは、やはり「来客数」かと思います。
もしくはホームページ制作や、リフォームのような業種なら、「見積依頼の回数」かもしれません。
ただし、これらの数字は、実は「結果」の数字なので、その原因である、もう1ステップ手前を考える必要があります。
先程の例に出した店舗の場合なら、「ポスティングした軒数」かもしれませんし、「新聞折り込み広告の配信部数」かもしれません。
もし店長のブログ読者が良く来てくれる、ということであれば、「ブログ記事の投稿数」なのかもしれません。
ホームページ制作やリフォームの場合なら、見積を依頼する前の段階、つまり「資料請求の件数」とか「問い合わせの件数」かもしれません。
もしかすると、「展示会やイベントへの参加回数」だったりするかもしれません。
「来客数」や「見積依頼の回数」は、自分で直接コントロールできませんが、ポスティングの軒数や展示会への参加回数のような数字は「自分でコントロールできる数字」です。
この、「自分でコントロールできる数字」が、現在どうなっているか?を意識してみて下さい。
スピードメーターに表示される「現在の速度」は、運転手がぐぐっとアクセルを踏み込んでいる、その踏み込み具合の結果です。
今、自分が「どれくらいアクセルを踏み込めているか?」を数字として意識する習慣が必要だと思うのです。
そのためには、少なくとも週に1回、その数字がどうなっているか、を振り返るべし。ノートに書いても良いし、Excelに記録しても良いかと思います。
課題が明確になって、やる気にもつながります。ぜひ試してみて下さい。
近況報告
下の娘が小学校を卒業、ということで卒業式に参加してきました。
途中まではいいんですが、下級生が6年生に感謝の気持ちを伝えたり、卒業生が泣きながら下級生に頑張って、と使えたり・・。
という辺りになると、もう涙がウルウル。
良い卒業式でした。