私のお客さんは本当にこのキーワードで検索してくれるんだろうか?
先日、匿名でこんなご質問をいただきました。
「私が検索してほしいキーワードと、お客様が検索するキーワードは同じなのか?というのが疑問なんですが・・。」
なるほどー・・。
確かに、売り手側の言葉と、お客さんが使う言葉がズレていることってありますからね~。
例えば、「Web制作」というキーワードを想定していたけれど、実際には多くの人が「ホームページ制作」で検索してた、というようなパターンでしょうか。
こういう場合は、ツールを使ってきちんと調査しておく必要があります。
今回、自分がよく使うものを2つ紹介しておきます。
1)Google AdWords の キーワードプランナー
まずは定番のGoogle謹製ツール。ユーザー登録が必要です。
・Google AdWords キーワードプランナー
https://adwords.google.com/KeywordPlanner
例えば、ウォーターサーバーをお届けするサービスを提供しているとすれば、キーワードの候補として「ウォーターサーバー」と入力してみます。すると、
- ミネラル ウォーター
- 水 サーバー
- 水 宅配
- 天然 水
- おいしい 水
- ウォーター サーバー 赤ちゃん
というような候補が出てきます。このデータから、「そうか、こんなキーワードと組み合わせて検索する人が居るのか・・」というのが分かります。
また、それぞれ「どれくらい検索されているか=需要が高いのか」の指標も表示されますので、その結果次第では、「うわ、今までブログ記事書く時に”水宅配”って書いてたけど、”ウォーターサーバー”の方が断然検索数多いじゃん・・。これからは”ウォーターサーバー”って言葉を使うようにしなくちゃ・・」っていう判断も出来る訳です。
※残念なことに、2か月ほど前から仕様が変わっていて、広告にあまりお金を使っていないユーザーには、大雑把な指標しか提示されないようになっています。
2)共起語検索
「共起語」というのは、要するに「一緒に使われることが多い言葉」という意味です。
例えば、「SEO対策」という言葉の共起語としては、「キーワード」「リンク」「コンテンツ」「ホームページ」「ブログ」といった言葉が該当するかと思います。
こういった共起語を調べてくれるサイトがいくつかありますので、こちらも試してみると意外な発見があるかもしれません。
・上位サイトの「共起語」抽出ツール
http://a-rooms.com/lsi/
こちらのサイトで「ウォーターサーバー」を調べてみると、
- 天然水
- サーバー
- お水
- ボトル
- ミネラル
- 無料
- 電気
- 水宅配
- 比較
- クリクラ
といったような候補が出てきますので、こちらも参考になるかと思います。「おっ!?」と思うキーワードがあれば、それを再度キーワードプランナーで調べて、検索数を確認してみてください。
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日ごろ自分が使っている言葉を、一度疑ってみた方が良いかと思います。
例えば、「清掃」「掃除」「整理整頓」はどれが一番検索されているんでしょう?
「Web制作」「ホームページ制作」「サイト制作」はどうでしょう?
プロからすれば、「整体」と「接骨院」は全然別モノだ!とおっしゃると思いますが、違いが分かっている人は少ないので、同じものとして検索します。
こだわりを持って「ウチのサービスはアレとは違うんです」と思っていたとしても、「アレ」の方が世間に浸透している言葉かもしれません。
もしそうなら、「アレ」との違いを切々と語る記事を書いてみてはいかがでしょう?
ぜひ一度、そんな視点を持ちながら「自分のキーワード」を調べてみてください。
近況報告
たまーに、Kindleの無料コミックを読むんです。
大抵、1巻だけ無料で読めて、続きが読みたければ買ってね、というパターン。
今気になっているのは、「五時間目の戦争」というマンガ。
続きを読んでみたいんだけれども、所有欲はほぼゼロなので、マンガ喫茶でいいか・・という気が。
でもよく考えてみると、マンガを読むスピードがそんなに早くないので、マンキツで1冊読むのに200円ぐらいかかる計算なんですよね。
その一方でKindle版なら313円。デジタルデータとは言え、手元に残るわけで。
ん、待てよ?Amazonの古本だと1円で出品されてて、送料257円足すと合計258円。
いやいや、とは言え、作家さんへの還元を考えると、Kindle版を購入すべきか・・。
なーんてみみっちいことを考えているうちに面倒くさくなって、そのまま放置・・というのがいつものパターンなのです。(-_-;)
オススメのマンガがありましたら教えてやってくださいませ。m(_ _)m