人には「高額な商品を選ばねばならない時」があるんです
ずいぶん前なんですが、小学校PTAで会計をやっていたことがあります。
その時に、とある小学校での取り組みが、文科省から賞をいただくことになりました。
立派な賞状が届きまして、教頭先生から
「玄関ホールに飾らなくちゃいけませんね~。額縁の購入、お願いできますか?」
と依頼が。
物品の購入はPTA会計の担当なので、早速ネットで調べます。
安いものは3,000円ぐらい。そんなに高くなくてちょっとホッとしました。
が、しばらく見ていると、ちょっとゴツい感じの額縁で、8,000円以上するものを発見。高いのもあるんだなぁ・・とみていると、その商品にこんなフレーズが書かれているのに気づきます。
「各省庁大臣賞 高級額」
うわ、そんなのがあるのか・・。
と、ここで不安な感覚に襲われます。
3,000円ぐらいのでいいかな、と思っていたんですが、下手に安物を買ってしまうのはまずいんじゃないだろうか?自分用に買うなら良いけれど、小学校の玄関ロビーで多くの人に見られるわけだし。
「なんかあの額縁、安っぽくない・・?」
そんな、他の親御さんからのヒソヒソ声が脳裏に浮かんできて、急きょ再検討。
PTA予算はそこまで厳しい状況でもないし、文科省から賞をいただく機会なんてなかなか無いだろうし、ここはちょっと奮発しておいた方が無難かな・・。
というわけで、思いっきり「他人の目」を気にしたチョイスとなったのでした。
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この時に学んだのは、人には「高額な商品を選ばねばならない時がある」ということ。
特に、財布が「人の集まり」と結びついているところに、そんな状況が発生しそうです。
PTAだけでなく、○○委員会や町内会、○○自治会などでしょうか。
例えばPTAの事例で言えば、
- 屋外イベント用に簡単に建てられるタープ(屋根)を買ったけれど、もって2年。すぐ壊れます。
→高額だけれど丈夫な商品を提案する。 - 「交通安全」のような幟(のぼり)を注文するけれど、破れることがちょくちょくあり、交換頻度が高い。毎年のように注文するの手間なんです・・。
→破れにくいのぼりを提案してみる。単価は高くても、会計役の方の労力が減ることをアピール。
ほかにも、考えればいろいろと出てきそうです。
ご自身の商売で、そんな状況になりそうな時期やイベントがないか、考えてみてはいかがでしょうか。
それにしても、「○○小学校 PTA会計担当御中(会計担当の親御さんにお渡しください)」みたいなDMって来たことがないなぁ。小学校宛に送れば届きそうだし、受け取った先生が廃棄してしまう可能性もあるだろうけれど、やってみる価値はありそうです。
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暑中見舞いが届いていたのに、すっかり放置していた小6の娘。
お母さんにせっつかれて残暑見舞いを書いております。
「3通だけだからさ~」と、しっかり水彩画セットを出してきて丁寧に描いてるところをパシャ。
図工が得意と言うだけあって、いい腕前しております。