雑記
かもめ~るで新規顧客を増やせるって本当?

先日、こんな記事を見つけました。
くじ付き暑中見舞いはがきの「かもめ~る」が発行枚数を伸ばしているのだとか。年賀状発行枚数が減少しているのに対して、かもめ~るは増加傾向にあるようです。
日本郵便(昔で言う郵便局ね)さんが、DM事業として、「かもめタウン」というサービスをされていて、発行枚数増に貢献しているみたい。
分かりやすく言い換えてしまうと、
「郵便局さん、ポスティング頼むわ~。」
「いっすよ、郵便配達してるし、楽勝っす!ハガキ1枚52円ね!」
って感じでしょうか。
暑中見舞いは商売繁盛にも有効だと思っている(過去記事参照:商売繁盛に効く、暑中見舞い2016年版テンプレートつくりました)ので、うむうむ、とうなずきながら読んでいたのですが・・。
でも、冷静に考えると、ポスティング1枚52円って、ちょっと高いよね・・。新聞折り込み広告なら数円程度で出せますし。(^_^;)
とは言え、やはり単なる1つのツールなので、効果が期待できるかどうか仮説を立てて使ってみるべし、と言うことなのでしょう。
例えば、30代の人にリーチしたいとすると、新聞広告では効果が薄いと予測できます。
何しろ70代以上で70%の人が新聞を読んでいるのに対して、30代では16%と、極端に差があります。(2015年・男性の場合。→参考情報:2015年 国民生活時間調査|NHK放送文化研究所)
さらにかもめタウンでは「このマンションの全戸に配布してね」という指定もできるので、「30代かつ高所得者」にリーチしたいなら、高級マンションを指定して配布して貰えば反応率は良いかもしれません。
ただし、注意点が。
日本郵便さんのかもめタウン紹介ページ(かもめタウンとは)を見る限りでは、高い反応率を得られた事例も載っています。
でも、実際に配布されたサンプルを見ると、宛名部分が「○○町にお住まいのみなさまへ」となっていて、DM臭がそれなりにただよってます・・。工夫しないとポスティングチラシと同様に、すぐ捨てられてしまいそうです。
結局のところ、誰に何を伝えたいかに依って、効果の高い方法は変わってくるわけで、テストと検証をしてみないと分からないんですよね。その時に使える手段が1つ増えた、というのはありがたいことだなぁ、と思うのです。
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