雑記
嫌われるキャッチコピー(2)
さてさて、前回の続き。
”八王子で「変態端末オフ」”
のお話でした。
この「変態」という言葉が、「マニア向け」とか「オタク」だと、ありがちな表現になり、力が弱まってしまいます。
そう考えていくと、おそらく日本語の全ての単語において、それぞれ「感情に影響を与える度数」が決まっているような気がします。RPGゲームに出てくる武器が、それぞれ違った「攻撃力」という数字を持っているように。
そんな、「感情攻撃力」が高い単語を選べば、反応率を上げることが出来るかもしれません。
が、感情攻撃力の高い単語って、暴力的な言葉や、ネガティブな単語が多いんですよね。(なので、キャッチコピーには反社会的な単語を使え、とよく言われます。)
そう言った言葉を選んでしまうと、短期的には反応は得られるかもしれませんが、ブランドイメージがダウンしていく訳で、長期的にはマイナスになってしまいます。
そう考えると、ここで出てきた「変態」という言葉は、感情攻撃力が高いけれど、嫌われるほどネガティブではない、という絶妙なラインではないかと思うのです。
ブログにしろDMにしろ、言葉の重要性は分かっていたつもりでしたが、より一層「練る」ことが必要だなぁ、と考えさせられた気づきでした。
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